モデルナワクチンをうちました②

 

認可されたばかりのモデルナワクチンの接種は東京・大手町の大規模接種会場で予約が取れました。高齢者が優先なうちにとの作戦は成功でした。まだ接種券が届かないと嘆く埼玉在住の知り合い(68)には申し訳ない(謝)

 

そして予約日の6月12日当日。土曜日です。予想通りで電車は空いていました。

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会場入り口 手を繋いで前を歩いているのは仲睦まじい老夫婦?

 

予約制になっているためか、会場もそんなに混雑はありませんでした。写真の前に見える三角屋根のテントが受付で、ここをクリアすると右手のビルにある接種会場に入ります。

写真の仲睦まじい老夫婦らしきカップルはその後も偶然が重なり、接種を終えて出口に向かう時まで僕の前や後になっていました。

後で分かったのですが何とこの二人、老母と老母の手を引く息子だったのです。

分かったのは看護師によるプレ問診の時で、その時も二人は僕の前でした。

付添者用の椅子に座った息子は「地域では電話や携帯で頑張ったがダメで、やっとこの会場で予約が取れた」と看護師に愚痴ってました。埼玉から来たようでした。問診にも息子のほうが代わって答えていました。

その隣りのブースでは問診に上手く答えられない老母を𠮟りつけている息子(50代?)がいました。

壁際に立ち、列に並ぶ祖父らしき老人を見守る若い女性(20代?)もいました。

 自衛官の制服を着た誘導員がさかんにパイプ椅子を運んできて付き添いの家族にも座ってくださいと勧めていました。

会場の外にも付添者用のテントがあって、数人の若い男女が送り出した家族の帰りを待っているようでした。よく考えればこの日にワクチンを接種できるのは原則65歳以上の高齢者です。会場で見かけた50代以下と思える人たちは親を護る家族だったのです。老母には息子が、老父には娘という「男女ペア」が祖父母と孫らしき場合も含めて多いように思われました。

会場を出たのはちょうど昼メシ時。先ほどの親子をはじめとする老若カップルの皆様は大手町の地下レストラン街で昼食となったのでしょうか。遠方から来た人も多かったようだしワクチンを打った安心感もあるだろうし、たまには良いんじゃないでしょうか。通常は土日お休みが多いと思われる飲食店街がしっかり営業していてお客を呼び込んでいました。

僕はというと一昨年まで30年以上も通い続けた大手町。帰路は地下に潜らず神田方面に歩を向け、遅めのコーヒータイムとなりました。

まだまだガキどもの世話にはなりませんぞ  

と息巻く一人で会場に来たアラ古希のオッサンでありました。

                                   つづく