採った胡桃(クルミ)を食べてみた

クルミを採るチャンスはいきなりやってきた。木を発見して7日後の9月29日のことである

同じ鶴見川だがずっと下流の河川敷。我が家からは車で10分の近距離である。所要の帰りに車で通りがかり、もしやと思い河原に降り立ったらビンゴ!

釣りには何度も訪れていたところなのに気にも留めていなかった。アラ古希になると記憶も散漫になっている。前からか・・・

写真の左手前の背の高い木がクルミ。お馴染みのオニクルミである

写りこんだ下を向く男性は同好の士ではなかった。虫かなんかを捜していたようだ

川岸に広がる草むらと点在する小さな雑木林にはオニクルミの木が何本もあったのだ

この時(9月29日)はまだ3割くらいの実が木に残っており、地面には落ちた実も多数が転がっていた

 

車から常備しているレジ袋とビニール手袋を持ってきて引き返し、落ちている実を拾った

アッという間に約60個

この倍以上は軽く収穫できたのだが、欲はかかないのが昔からの信条である

果肉は落ちると腐るので見た目は汚い実が多いが、食べるのは中の硬い種だから問題なしとはネットでの知識。ギンナンのような強烈な臭いはない

ネットでは「数日は土に埋めて果肉を完全に腐らせて柔らかくしてから剥いて種の部分を取り出す」のが定跡のようだが、帰宅して即剝いてみた。ギンナンで得た経験だ。予想通り割と簡単に剥けた。果肉が堅い場合には靴で踏みつぶすという技も紹介されていたが、親指にぐいと力を込めれば握りつぶせる程度の硬さであった

取り出した中の種をタワシで磨くように洗った。クルミらしくなってきたぞ!

でも売っているクルミに比べると小さい。オニクルミが野生種たる所以なのかも

 

そして翌日。まだ半乾きの種を試験的に3個ばかり試食することに

色々な手法が紹介されていたが、要は炒って殻を割り、食べるのは中の随の部分ということである。クリやギンナンと同じだ

小さいフライパンで10分ばかりカラカラと転がしながら空焼きし、バーネキューの櫛を2枚貝のようになっている殻の合わせ目に突き立てて剥がしたのがこの写真

我ながらあっぱれな出来栄え!

動画では中身がバラバラの鮭フレーク状になると指摘されていたが、きれいに取り出すことができた

一発でノウハウを会得したようだ(ドヤ!)

食べてみた

焼き過ぎたのか、油味のないボソボソとした味であった。ドヤ顔は取り消し。残念ながら、まだまだ修行が足りないようだった

                                         続く