1月3日、初詣を兼ねて丹沢に出向きました。いつもの山歩き、初歩きです
山を下ってきて、山里に入った辺りでの発見でした。標高もそこそこあり、平地より気温が数度は低そうなところです。
座布団くらいの規模で群生しています。これで1株?
一群を見つけると歩く先々で次々と見つかります。
ダークグリーンとブラウングレーの冬色の世界から飛び出すスイセンの花は鮮やかでその存在を主張していました。三分咲というところでしょう。
水仙、そして梅
僕の拙い記憶では年が明けて春を告げる最初の花がスイセンで、この後にウメ(梅)が続くのが例年のプロセスではなかったかと思います。
正月の3日というのは、ちょっと早すぎるような。
これだけたくさん咲いているということは、昨年末には既に咲きだしていたに違いない。
帰ってからのネットで確認すると正式名称はニホンスイセン
スイセンの花を取り上げたブログも多数発見しましたが、やはり1月3日は早すぎるようで。
投稿された写真も多くが1月末か2月です。
調べを進めると「生物季節観測データベース」という開花や落葉、セミの初鳴きなど気象庁の発表をまとめたサイトに辿り着き、「すいせんの開花日」もその中の項目にありました。2020年のデータでは、今冬は静岡の12月1日から始まって年末までに5か所の開花が報告されています。静岡の前は北海道・帯広の5月15日、前冬のシンガリです。今冬の開花は多くの地域でこれからのようでした。
こちらは翌1月4日。近所の公園です。
記憶にあった一画にスイセンの群落がありました。右上の赤い実を付けたマンリョウ(?)の幼木や他の草の群落に交じってますが、左下の部分です。
花はたった2輪
ズームアップした写真を加えました。目を凝らさないと見逃すレベルでありました。
神奈川県では標高ほぼ0㍍の横浜の市街地の方が丹沢の山里よりスイセンの開花が遅いようで。今冬だけかも知れません